オチから始まる考察

この映画を考察していくには、オチをしっかりと理解しないと意味がない
この映画で伝えてるメッセージは、人類以外の未知の存在との遭遇の結果は・・
【多くの人が期待している事ではないかもしれない】という事
例えば、宇宙人がUFOで飛来したとした場合次のような考え方が鉄板だ

パターン1：宇宙人が地球を侵略に来たケース

これははっきりとした攻撃の意思を持って人類への宣戦布告があった場合、世界各国の軍が共闘して、1つの巨大な悪を倒す事で一つにまとまるという一致団結を意味した表現のひとつ
目の前に人類共通のわかりやすい敵が現れたのに地球内部で国境だなんだと、隣国との宗教やイデオロギーやら人種差別で小競り合いするのは馬鹿らしい話
皆が一丸となり協力して真の敵を倒す！そして人類みな手を取り合って・・という意味で、宇宙人を必要悪な悪者にしてしまう（あるいはその役割で来る）というわかりやすいケース

パターン2：宇宙人が人類救済に来たケース

たぶん、今映画でおすすめに出してくる理由はこれだと思う
アセンション（次元上昇）やらブルースクリーン計画など、都市伝説やスピリチュアル系、マインドフルネスにチャネリング等が伝える、今地球は破滅するとか、進化するとか、切羽詰まった危機の演出
あらゆる角度から現在の地球はもう人類のコントロールが効かないカオスなので、ノアの大洪水とは違う形で天変地異などが起きて地球リセットが起きると信じてる人たちの中で、選ばれた人間（波動の高い人）を救済するために、多くの巨大宇宙船が上空に現れる！・・と信じてる人は一定数いる訳で・・
逆にそれこそが人類を陥れる罠だ！と疑って、そういう風説の流布をしている人たちを陰謀論者というレッテルを張って糾弾し、社会的な信用を失わせている反対勢力がある！・・と今度はスピリチュアル系のいわゆる目覚めた人（自称）が陰謀論者を糾弾する・・という・・
人間の存在自体がもはやカオスな現代なので、人智を超えた大いなる力（存在）によって救済されて地球脱出を夢見てるケース。そういう人はこの宇宙船飛来＝人類救済かな？という目線で見るだろう
つまり、パターン1もパターン2も、いずれにしても
宇宙船が来た！（予想通り）＝すぐさま何かが起きる！　という前提にあるのだが・・
このメッセージという映画を見たら・・ちょっと考える事になるのがこれ