好奇心

直感・閃き・気になる事探究を楽しむ

知名度のない商品をネットも使わずに売りぬいた男の物語

売れない商品や知名度のない商品をインターネットを使わずに売りぬいた男が身近にいました。彼の行動はリアルビジネスでありながら、その思考・手法こそ、継続的に商品を売っていくための私のバイブル

二十歳の頃の私たちは仕事がなかった・・
就職氷河期真っ只中(今もか?)
だけど、若さとはエネルギーなのか周りが見えてないからなのか・・
バイトでも食っていける!( ゚Д゚)ノオラ 
そんな楽観的な気持ちで日々をすごしていた
それもそのはず、その頃行っていたバイトは給料が週払いだった
月に12万ちょっととはいえ、毎週3万も入ってくれば楽観的にもなるものだ
しかし、そんな栄華を極めた時代も終わり・・
会社の経営方針が変わり、バイトの給料も月払いになり
収入と支出の切実な悩みに直面するようになる ( ´・ω・)ガソリン代ガ・・
結局当時のバイト仲間たちは散りじりに辞めていった
私もその一人で、当然辞めたからといっても自由になる訳もないし
金の回りもいい訳ではないため、また別のバイトを探す
所詮は学力がある訳でも手に職がある訳でもないから
日払いの土方仕事をするようになる
しかし、その辞めていった仲間の一人はネットワークビジネスを始めた
ここが彼の人生の転機となる
当時ネットワークビジネスといえば
怪しい以前にそれ自体が何なのかすらわからなかった
人生経験のない若者たる由縁かもしれんが・・
そんな彼は最初メリットだけを前面に押し出した販売方法を行った
仲間内にこんな勧誘をしてきた
「この商品を買えば、売る権利が手に入って、売れば、お金が入ってきて・・」
いきなりそんな話を聞かされた側の気持ちはどうだろう?
お前・・一体何をやってるんだ?という反応が大半になるのは至極当たり前
いくらネットワークビジネスたるものがわからなくても怪しい匂いを感じ取るだろう
当然、彼の元から少なからず友人が距離を置いたのは言うまでもない
彼が行っていたのは女性向けの美容商品販売のネットワークビジネス
当然、男友達にこの商品を買えば・・なんて言ってもまず買う人間はいない
インターネットもまだ一般に広く利用されていない時期
(俺らが知らないだけだったかもしれんが・・)
そんな彼が取った行動・・これが今回の話のキモとなる
彼はまず、自分で販売する商品の情報を徹底的に調べ上げたのである
ネットワークビジネスの多くは自分で商品を本社に発注して仕入れをする
その際に彼は『マニュアル等には一切かかれていない手法』を実践した
それは『詳細資料請求』という方法
もちろん、パンフレット等の類ではなく、個別美容品におけるデータを求めたのである
また、可能な限り、今までの購入者の世代やリピート購入商品情報などを聞き出した
『ひとつの商品について徹底的に調べ上げた』のである
久しぶりに会った時、勧誘はされなかったが
美容に関する問題や肌年齢、日々のスキンケアの方法などの情報について
恐ろしくスムーズに説明してくれた
彼が当時モテていたのはそういう事も関係しているかもしれない
実はこの時、すでに彼は多くの顧客を持ち、売り上げを上げていた
給料を聞いて!!( ; ロ)゚ ゚  と驚いた記憶がある
その流れから色んな情報を聞いた
彼が仕入れの際に手に入れた購入者の世代情報
ここから、彼は足を使って地元を調査し始めたのである
|ω・´)ジー  キイタ?( ゚д゚)オクサン(゚д゚ )アラヤダワァ
彼はターゲットを『おばさん』に絞り込んだらしい
しかし、二十歳そこそこの男が30代~40代のおばさん相手に
どうやって美容品の売込みアプローチするのか非常に興味深い所だと思う
彼がひとつ明かしてくれた方法は
友人宅に足しげく通い、友人の母親に覚えられ
話の流れから化粧品関連の仕事をしているといい
『扱っている商品をサンプル提供する』という方法
そして、遊びに行くたびに、美容品の使い心地などを確認して
その状況に合わせて、別の化粧品もサンプルとして提供した
それを数回繰り返す事で、友人の母親側が
『貰ってばかりで悪いから買う』という流れに発展する
そこで初めて彼は『売る権利』の話をする
当然・・その後の流れは想像しやすいと思うが・・
この友人母がご近所ネットワークを駆使して情報を広めていく訳だ
『自分が利益を得る』という欲望のために・・
ネットワークビジネスにおける『ダウンラインと呼ばれる道が確保された瞬間』である
これが『ワンサイクル』だと考えると・・
彼が月に黙っていてもどれだけの収入が入ってきてたか想像できると思う
だから私は目が!!( ; ロ)゚ ゚ となった訳である
このサンプル提供は無償ではない
もちろん、自分で『自腹で仕入れた商品を無料提供』していることになる
「100仕入れて、30はサンプルに使う」
何事においても『投資は必要になる』と教えてくれた
・・だが当時、土方だった私には( ゚Д゚)ポカーン だったのは言うまでもない(笑)
他にも、ナンパした女の子とカラオケなどに行った際にも
ただ、かわいいねwとか綺麗だねwじゃなく・・
「肌が決め細やかだね」とか「そのファンデってあれでしょ?」とか
完全に他の男とは違う切り口から入っていく
もちろん、ナンパ=出会いが目的ではなく、集客=売込みがメインのため
『下心を感じさせない男に女は警戒心を解いてしまう』らしい ※友人談
当然、この時点で彼は『話術』もみにつけているだけでなく
自社美容商品だけでなく『他社の人気化粧品などもリサーチ』していて
若い女性が好むような化粧の仕方や肌の悩みも調査済みという事
しかも、その他社化粧品情報や世代の肌の悩みなんかも
声をかけて『知り合った若い世代の女性から聞き込む』という無駄のなさ・・
部屋に転がり込んだらば『必ず化粧品のチェック』は欠かさないという
全てが『ひとつ商品を売るためのあらゆる切り口』として生きている
こういう素晴らしい人材を埋もれさせている世の中はどうなんだろう・・
そんな事を感じてしまう就職氷河時代 (゜-゜)ウーン
そんな彼が突然、その仕事を辞めた
正確には・・すんなりと辞める事はできなかった
顔にアザを作って、完全にボコられながらも辞めてきた
当然だろう・・
あれだけの稼ぎを作り出すダウンラインの彼を持つ『アップ(紹介者)』にしてみたら
『金のなる木が突然なくなる』訳だから、逃がさないという気持ちになるだろう
彼は『権利を全て譲渡』する事で辞めたらしい
ねずみ講・・マルチ
彼がやっていた事、商品を販売して、利用者に喜んで購入してもらう事
それ自体は素晴らしい事だったが
そこにバックマージンや、ダウンラインから継続的収入が入ることで
かなりブラックに近いグレーな仕事ともみられたが、当時、彼は知らなかった
彼が辞めて間もなく・・その美容品販売会社の名前は聞かなくなった
しかし、そんな経験をした彼も、今は真っ当な仕事につき幸せな家庭を築いている
人生において、ひとつの荒波を経験した男の物語
ここから感じ取って欲しいのは『売るための努力』について
売れない物・知名度のない物を売ってこそ、初めて『個人の売る能力』と言える事
『売れた』『売った』では、仕事としての充実感もモチベーションも違う
もし、アフィリエイトやネットビジネスで売れないな・・と思い悩んでいる人は
『売るための努力をしているのか?』という事を考えてほしい
そして『売るための努力』って何なのか?も考えてほしい
知名度の高い商品や販売側がプロモーションしている商品は
『検索エンジン上のイスとりゲーム』に勝てば勝手に売れる
もちろん、ある程度の中身があれば・・の話だが
他から売れてるのに、自分から売れないのはなぜか?
そんなもんは、イスとりゲームに負けてるだけ
あるいは役に立たない情報を載せてるだけ
商品自体が売れてないのはなぜか?
それは知名度がないか、それ以外に問題があるかだけの事
一本も売れてない商品があったとして
その一本を自分が売ってみせる!と考える事
それが出来上がれば、本当に売る力があると証明できる
そして『ライバルのいない独占市場を手に入れる』事にもなる
まぁ、別に誰に証明する訳でもないけど、自分の自信にはなるよ(=゚ω゚)ノ

COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 4 )
  • Trackbacks ( 1 )
  1. By ヤナジー@アフィリエイト診療所

    たぬきちさん
    こんばんは、ヤナジーです。
    いつもお世話になっております。

    う~ん。今日のお話はとてつもなく深い。。。ですね。
    投資の概念や売る為の努力といった、アフィリエイトに必要な
    すべての教訓が含まれているように感じましたね。

    少なくとも人と違うことや違うものという切り口は
    差別化のためにも必要不可欠ですし、それがないと
    どんな世界においても、生き残れません。

    自分の武器は何か?・・・常に自問自答したいですね。

    それでは応援です♪
    またお伺いさせて頂きますね。

  2. ヤナジーさん ( ゚∀゚)ノ
    この話は当時ウハウハだった友人から聞いた事
    そして、自らの決断でその稼げていた環境を捨てた後の友人から聞いた事
    それらをまとめてみました
    聞かされた当時はパソコンの操作はおろか、自らビジネスを行う
    という事自体、まったく考えもしない事だったのでちんぷんかんぷんでしたけど(笑)
    だけど、今になってアフィリエイトという作業を仕事にしていくうえで
    彼が行ってきた仕事のスタイルというのを鮮明に思い出しています
    『自分で考えた事』を実行するための『自分への投資』 
    その投資の結果は誰かに答えを求めるものじゃないのだと
    独自性を貫く先に道はないです
    だから、怖くもあり、楽しくもあるんだと思います( ゚∀゚)ノ
    >自分の武器は何か?・・・常に自問自答したいですね。
    どんな作業やどんな方法を実践していっても
    最後には必ず『個性』や『性格』がでてきますからね
    それを『殺さず生かす!』スタイルが構築できれば
    自分だけのオリジナルスタイルができあがると思います

  3. By せどりっくす

    毎度様です・・
    (ってこのHNで投稿したこと無かったかも。)

    毎度のたぬきちさまの顧客です。

    前述の通り、深イイ話ですね。
    アフィリ栄太は、売れている商品を売るだけなのだと
    聞いたことがあります。既に売れていない商品を
    売ろうとするのはバカなのだそうです。売れないからです。

    たぬきちさまはアフィリ栄太でも、ひと味違うのは
    ここらへんに違いがありそうですね。
    たぬきちさんの手にかかると、アフィリツールがオリジナル商品と
    化していますよね。こうなると、紹介料報酬というより
    販売代理店ですね、完全に。

    プレデタとか、ショットガンリローダーのように
    開発者さんとのJVがふさわしいですね。
    アフィリ栄太と呼ぶにはもったいないです。

    たぬきちさまの存在自体が、巷のアフィリ栄太に対して
    そこまでの覚悟があるかどうかという問いになってますね。

    別ジャンルですが、ミニたぬきち目指しています。

  4. せどりっくすさん ( ゚∀゚)ノ
    >アフィリ栄太は、売れている商品を売るだけなのだと
    聞いたことがあります。既に売れていない商品を
    売ろうとするのはバカなのだそうです。売れないからです。
    たぬきちさまはアフィリ栄太でも、ひと味違うのは
    ここらへんに違いがありそうですね。
    はい、この右へ習えの思考は、どの教材においても書かれていて疑問を持ってました^^;
    リアル販売において、置き換えれば、仮に彼が売り歩いた商品がメーカー物だったら?
    はたして彼から買ったでしょうかね?
    たぶん、もっと信頼のできる大手化粧品店かドラッグストア等で買うでしょう
    ネットビジネスでも同じことだと思います
    『売れる環境をすでに用意している人たちが情報を流す』ということも考えなければいけない・・
    >たぬきちさんの手にかかると、アフィリツールがオリジナル商品と
    化していますよね。こうなると、紹介料報酬というより販売代理店ですね、完全に。
    はい( ゚∀゚)ノ 気持ち的には自分とこで扱うツールなので、そのくらいの気持ちでやってます
    ツールとしての価値や知名度が低くても、実践活用の幅や用途の提案で
    必要な状況に合わせて活用するための切り口をご紹介してます ある意味営業努力(笑)
    >プレデタとか、ショットガンリローダーのように開発者さんとのJVがふさわしいですね。
    アフィリ栄太と呼ぶにはもったいないです。
    ありがとうございますw
    これでも、こちらが要望・提案した機能を具体的につけてもらう
    という無茶が通ってるので、報酬やビジネスとしての繋がりには発展してません^_^;
    本来であれば、SEに機能を依頼すれば、数百万はかかるらしいですけど・・(某ツールで経験)
    その代わり、世の中の誰も知らない、私が考えた要素が搭載されるので
    情報という目に見えない財産が手に入ります
    あとは、この財産をどのように運用していくかがおもしろい所です( ゚∀゚)ノ
    >たぬきちさまの存在自体が、巷のアフィリ栄太に対して
    そこまでの覚悟があるかどうかという問いになってますね。
    そこまですごいものじゃないと思います^_^;
    アフィリエイトの方向性もそれぞれが選ぶ道で変わってくると思います
    >別ジャンルですが、ミニたぬきち目指しています。
    はい( ゚∀゚)ノお互い頑張りまっしょい

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